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2012 / 02 / 28


粟国の最後の夜は、
浜辺で会った家族と粟国の高台の方に住んでいるおじさまと
一緒に呑みました。
いろんな話をした気がするけれど、
なんだかあの柔らかい空間がとても居心地が良かったです。
本当にありがとうございます。
宿に帰ってまた宿の方と呑んで。
もう泡盛ばっかり飲んでました。
サーターアンダギー作ってもらって、もう本当においしい!

最後の日はまた海の方へ行って、
それからゆっくり部屋で寝てしまいました。
なんだか旅行なのに結構寝ていたんですけど、
というか基本出不精なのでお部屋大好きで。
那覇行きの船に乗る時も送っていただいて。
サーターアンダギー持たせてくれて本当うれしかった~。
それで船が出る直前、家族のお母さんがお見送りに来てくれて!
もうなんだか頂いてばかり。

2時間、海に揺られて那覇に着くと、夢を見ていたのかなと思いました。
本当に私は粟国へ行ったのかなと。
でもサーターアンダギーと拾った貝殻、もらったお手紙を読んで、
本当に私は行ったんだなーと。

なんで沖縄に行こうと思ったか、どうして粟国に決めたのか、
いろいろと理由はありますが今思うと、呼ばれていたような気がします。
粟国に行く日、実は繰り下げ出航でギリギリの出発でした。
前日は欠航していたらしいし、よく行けたなあと。
私を粟国へ連れていくためにか?
それは偶然だけど、なんとなくそう思いたい。

最近、夢を見て、私は粟国にいて、自転車でフラフラしていました。
目が覚めると、もしかしたら本当に粟国へ行っていたのかもしれないなあ、なんて。
粟国で出会った人たちにとっても私が夢だったのかも、と思っていたら、
なんだかすごく面白いな。

自分の家に帰ってきて、なんとなく今までとは違うように見えてきます。
とても楽しい数日間でした。

日記を読んでくださった方、写真を見て下さった方、ありがとうございます。
本日最後の展示ですので、もしよろしければCLUB HOUSEへ。

2012 / 02 / 26



海では最初ひとりでウロウロしていたんだけど、ちびっこ発見。
鼻水かんであげたり、一緒に貝拾ったり、ずいぶんと遊んでもらいました。

そしたらお母さんが「良かったらお茶一緒にどうですか?」と。
浜辺で粟国に住んでいる家族と一緒にお茶しました。
超しあわせだったー。
お茶グビグビ、お菓子もぐもぐ、私の体は頂き物で出来ていますね。
しかも究極にシーサイド。

粟国って映画の「ナビィの恋」のロケ地でそんな話もしたり。
あれも思えば結構前ですね。
それでね、私あのお話すごいファンタジーだと思っていて。
ネタばれするのでここから下は読みたい人だけで。



おばあが若い頃、お付き合いしていたサンラーという男の人がいて、
でも、しきたりやイエとかそういうもろもろの事情で二人は引き裂かれてしまって、
サンラーは島から追放されて離ればなれに。
おばあは島でおじいと結婚するんだけど、サンラーが何十年ぶりに島に帰ってきて、
最後、おばあとサンラーと小さい舟で粟国を出て行ってしまうっていうお話。

実際にはありえないんですよね、この島からあんな小さい舟で二人だけで。
最初はええー!みたいになるんですけど。

でも、あれ実は、サンラーが天国からおばあを迎えに来たんじゃないかなって。
映画の中ではずっと洋服だったおばあが最後は正装だったし。
それに伏線がいっぱいあって、おばあは少し元気無さそうだったり、
何十年ぶりなのにサンラーに気付いたり。
でもさ、
おばあが島を出る前に孫が帰ってきて、そこで孫がこどもをたくさん産んで、
おじいも悲しくないし、おばあも天国では一人ではないし。
それにあんなに、しきたりやイエにうるさい島が
孫は島の人じゃなくて、違うところからの人と結婚しちゃう。

そんなことを浜辺で話していたら、
一度一緒に呑めば家族さ、っていう宿の方から言われた言葉を思い出す。
そしてこうして、初めて会った家族と私はお茶をしている。
なんかこう、粟国島の温かさが本当に身を持って感じました。

また映画見たくなってきた。

2012 / 02 / 24



朝はグロッキーでそれはもう、ウップ的なアレでした。
いやそこまでじゃないけど、朝食時間は起きれず、、
部屋に宿の方から「大丈夫ですか?」とお電話。
本当、あたし一人でなにしてんだと反省、、
しかも「今、お部屋に朝ごはんお弁当にして持っていきますね」って。
すーごい優しい…。
泣きながらお味噌汁飲みました。沁みます。
アーサ?だっけなあ、あの岩海苔の仲間みたいの。
あれとお豆腐のお味噌汁ですーごい美味しかった。
南の方のお豆腐は濃厚で大好き。

昼前に復活してお弁当平らげて浜辺へ車で送ってもらって…
もう何から何までお世話してもらいました、、。
粟国は風がずーっと吹いていて、でも南国な感じの
あんまりべたべたしない潮風で、
でもやっぱり潮風で車や自転車はさびるのがすごく早くて、
なおさら粟国という島の温かみが風景からも伝わってきます。

浜辺でフラフラ、雲が多くてでも海が青い!
綺麗だなー、すごいなー、と。
波をじーっと見たり空をじーっと見たり。

中学生の頃とか授業も聞かずに
意味もなく校庭とか見てたんだけど、
ただひたすら見るって楽しい。
それが存分に出来て本当楽しかった。

2012 / 02 / 22


島をふらーっとして夕方は宿に戻って夕飯をいただきました。

その日は節分で、ビールと豆の揚げたおつまみをサービスしてもらって、
これがほんとうにおいしい!
夕飯はてんぷらの盛り合わせとお刺身と、もう幸せでした。
うまいーーーと思いながらがっついて。
最高に美味しかったなあ。

部屋に戻ろうとしたら、後で一緒に呑みませんか?ってお誘いしてもらって。
即答でご一緒します、と言いました。

部屋から窓の外を見ると夜はもう真っ暗。灯りが全然ない。
曇ってて星も見えなくて、少し怖くも感じた。
でも暗闇って素敵ですよね。
わくわく、どきどきします。

そして呑んだ、とても呑んでしまった。
沖縄の訛りって本当に大好きで、
一度一緒に呑んだらもう家族さっていう言葉が忘れられないです。

なんか本当にあたたかさが染み込みました。
それでいて、これまでつっかえていたものがぽろっとどっか行ってしまった感じ。
それが何かっていうのは分からないんだけど。

深夜二時までぐびぐびと。

2012 / 02 / 19



沖縄一人旅、本当に行ってよかった、何回も言うけど。
しかもフィルムカメラだけ持っていって正解だった。
多分、もう一台カメラ持っていたら集中できなかったな。
旅行にも写真にも。

粟国島へ行く船があんなに揺れるものだと思っていませんでした。
最初は全く揺れなかったんだけど、…。
2時間ほど海に揺られて粟国島に着きました。
着くと宿の方が待っていてくれて、
いきなり「船酔いとか大丈夫でしたか?」と…。
この時期は地元の方もあんまり乗りたくないみたい。
一応大丈夫でしたが、揺れが怖くてヒーヒーしていました。
部屋に案内していただいて、いきなり布団を敷いて横に。
船酔いこそしなかったものの、初めて船に2時間も乗ったので
緊張もあってか、しばらくぼーっとしていました。

おもむろに携帯電話を見ると圏外、なんだか不思議な感覚。
完全に一人の状態なんだなー…と。

初日は宿の方に島を案内していただきました。
もう本当に優しい方々ばかりで完全におんぶにだっこ。
どこに行っても甘ったれです、私。

海と原っぱとヤギとウシと風。
見たことのない風景なのに
なぜか懐かしいようにも思えて
安心したというかなんというか、
とにかく身近に感じられてそれがすごく嬉しかった。

それにしても2月の沖縄は風が強くて曇っていて、
特に粟国に着いた初日は少し天気が悪かったので、
モノクロ日和でした。

EXHIBITION "OKINAWA"



沖縄の写真を六本木のCLUB HOUSEで飾っていただくことになりました。
いつもありがとうございます。

本当にこの旅行は考えることが多くて、
これからの私にとって非常に意味のあるものでした。
写真を見て何か感じ取ってもらえたらそれだけで嬉しいです。

2月いっぱいくらいまで飾ってあるので、是非いらしてください。



こちらの展示は終了しましたが
写真をクリックしていただくとご覧になれますので、
見ていただければ嬉しいです。

2012 / 02 / 15

今日、カラープリントしてきて
まだスキャンしてないけれど、すごく楽しくできました。
カラープリントまだ初心者で、やるたび疲れてたんですけど、
今日はスイスイと楽しくできて、本当によかった。

本当、沖縄行ってよかったなーと思います。
一人旅が初めてだったのもあるし、
ここ最近、以前よりも価値観が変わってきたなと思っていたんだけど
旅行から帰ってきて、余計にそう思います。

まだモノクロは現像も見ていないので
今からとても楽しみです。

次の日記にはちゃんと写真載せたいと思います。

あと、cargoを始めました。
ポートフォリオとして使おうと思って始めてみました。
ブログに載せた写真とか展示した作品とか
これからたくさん載せられるようにしていきます。
お暇なときに見てくれたら嬉しいです。

それではまた。

2012 / 02 / 07


ただいま。実は一週間くらい沖縄に行ってました。
初めての沖縄、初めての一人旅。
すごく楽しかった。

もうすぐ自由な時間が少なくなるので、今やりたいことをやろう、
と思ってフィルムカメラ一台だけ持って行ってきました。
沖縄はとても居心地がよくて、本当に良かったです。
特に粟国島ではお世話になりました。
必ずまた行きます。
一人旅をする前は一人でちゃんと楽しめるか少し不安だったけど、
まったく一人で旅している感じがしないほど
会う人会う人に良くしてもらって、
改めていろんな人に生かされていることを感じました。

でも地元の風景を思い出しながら撮ってました。
やっぱり好きだな地元。この写真は沖縄ではないですよ。

暗室へ行った後に続きをまた書きます。
はやくプリントしたくてたまらんです。
では。