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2016 / 12 / 31


見に行った写真
・Demain 渡部さとる
本当に私の家族のアルバムを見ているようでした。懐かしい気持ちになる。本当に素晴らしい美しいプリントです。

・Stay バスウィルダース
キャプションがすごく良く、読んでから写真を見ていくと、自分がスッとその世界に溶け込んで行った。

・サイトゥオンブリーの写真ー変奏のリリシズムー サイトゥオンブリー
川村dic初めて行って、とても楽しめた。なんとなく撮ったものでも品の良さが伝わる。だからこそか。

・The rain of blessing 川内倫子
916は会場が広くてすき。あめつちよりもすきだった。ブレないので柔らかい写真だけど強い人だと感じた。動画も楽しめた。

・Man, who are you? ミロスラフ・クベシュ
とてもよかった。没後にして初公開された多くの写真を見ていると、プライベートを勝手に見ているようで罪悪感が少しあるが、やはり見たいし、本当にとてもよかった。

・牛腸茂雄という写真家がいた。Gocho Shigeo 1946-1983 牛腸茂雄、プリント三浦和人
とてもよかった。綺麗な写真だった。

・Today Tokyo 1966 田中長徳
DMの写真のインパクトそのままで1966に連れて行かれた。

・トーマスルフ展 トーマスルフ
室内の写真が好きだった。面白かった。珍しく友達と行って、休日でワイワイと人が多かったけれど、1人でじっくりコッテリ見るよりそんな環境でみる方がなんとなくよかったと思った。写真の大きさのように、話題性の大きさも感じた。浮き出てくる写真?のやつが写真すごく良くてビックリ。

・ロスト・ヒューマン展 杉本博司
写美復活第一弾、そして夜見に行った。仕事終わりに行けてよかったけど、あまり長く開けていても働くの大変かと思いますので、ほどほどにしたらいいかと思います。展示は分からなすぎて自分にガッカリした。写真というのは本当に新しい表現形態で、それでいて発展中で、私はまだまだ追いつかない。

・ワイルド・タウン 早川康文
スッキリしたプリントで綺麗だった。何しろ写真そのものに、なぜかすごく惹きつけられた。東京のどうでも良いと思っていた風景がとてもよかった。なんだか不思議な感覚に。

・遠い渚 小松透(展示を見に行けず冊子のみ購入)
展示は見に行けず。とても良いと思ってすぐに買ってしまった。丸いトリミングに憧れを持つ。触り心地よし。

・Praha chotoku 1985・2016 田中長徳
1985の方が好みであった。けれどキャプションを読んでいると勝手に涙がこみ上げてきて、この1985と2016揃って初めて彼のプラハが浮かび上がって、彼の気持ちになって勝手に感極まる。勝手である。

・冬立ちぬ 臼田健二
モノクロでの雪や山の表現とてもよかった。私には出来ない。


見に行った映画
ヴィオレット
キャロル
裸足の季節
めぐりあう日
ブルックリン
ダゲレオタイプの女
ニーゼと光のアトリエ
この世界の片隅に
バイオハザード
皆様ごきげんよう


こんなふうに羅列して何になるのだろうと思いつつ書いてしまった。たくさん見た!という自慢でもないし、これだけしか見てない、、という反省でもなく、今の私が気の向くままにふらふら行って見てきたものたち印象に残ったものたちの記録2016。
写真展のDMと映画のフライヤーをガサガサしてたら書きたくなった。


写真
私はカラープリントしておりますが、モノクロをよく見に行った印象。コンパクトなギャラリーで見る方がやはり好き。田中長徳さんが近年マイブームで、ニエプスに初めて行ったけれどよかった。とにかく写真がよかった。あと展示のスパンが早い。冬青社とギャラリーバウハウスに行くことが本当に楽しみ。行けない時もあるけど、常にチェックしてしまう。ブランド力?みたいな部分もあるのかもしれないけど、本当に良い写真だし、面白くて楽しい。良いお家にお邪魔している気分になる。916は本当に広くて天井高くてすき。お金を払うという感覚がまだすこし違和感を覚えるけれど、やはり良い会場だと思う。写真ではないけど、DIC川村記念美術館で見たルイスモーリスの、絵の具が滴り落ちていっているような絵が忘れられない。思った以上に大きな作品で、寄ったり引いたりして眺めた。希釈ですよ、希釈。

映画
映画は月に1本?くらい見に行った。ニーゼがとても良くて、それから映画熱で年末4日連続見に行った。この中でバイオハザードがすごく浮いてる。今年の初っ端だけどヴィオレットが最高だった。ファッション音楽カメラワーク構図脚本キャストもう全部最高。少し長かったけど、でも本当よかった。

音楽
ソリダスが最高でした。一番の思い出。ジェシールインズ解散で本当に悲しかった。でもあの日はやはり最高の日でした。ジェシールインズのジャケ撮りました、参加できてとっても嬉しかったです、ありがとうございます。これは個人の思い入れの強さかもしれないけど、でも東京が始まった日なのかなあと思う。
でもその後自分は何が好きなのか、何が聞きたいのか、わけわからなくなってしまった。東京いまとてもフィーバーしてると感じますが、私はその熱に追いつけずにいます。海外からの注目度がどんどん上がっていると思う。みんな東京がどうなっているのかすごく興味あるんだなって思った。ちがうかな。
そんな中でたくさん聞いたのは、海外ですけどUのVienna orchestra。なんだかすごく変だなと思って真面目に聞いたらよかった。クラシックのサンプリング。こわかっこいい。
あとビアオンザラグが最近ちょいちょい新しいものを出していて、sound cloud更新していて、少しほっとする。同じ感じだけど、少し違う。cvltsのライブ見るまではわたしゃ這いつくばっても生きてやる。と、思いますね。今年本当に買ってないので、ほか何もいう資格なし。

雑誌
雑誌もそんなに買ってないけど、やはり暮しの手帖は手元に欲しくなってしまう。上半期はクレアとかフラウを見ていたけど、最近はmoreをよく読みます。本当です。
いますぐにでも実践できるよ〜と、読者を動かす力があるものが良いなと最近思います。そういう雑誌は作り手と読み手がコミュニケーション取れていると思うし、面白いと感じる。私のジンは本当に一方的だなあと反省した。

わたくし
私は展示を二回とジンをちょいちょい作れてよかった。
展示はこれまでがちがちのコンセプトありきで作ってきたけどbreathe under the daylightとeidは特にキャプションとかもなく、touristもなんかこんな感じーっていう雰囲気で制作。それは、写真に定義はいらない、という言葉に出会えたからかと思います。あと、問いを投げかけるもの、という言葉にも少し影響を受けている気がする。私が初めて写真展をした時のタイトルはAnswerだったのですが、今思えばかなり皮肉ってるな、と思いました。


劇的な変化を心の底から求めつつ、でもそれは結局出来ず、しかし日々の変化や自分の心には敏感で、何か少し今の自分でもできること、変えられることを探していたような一年だったのかなと思いました。あと、写真が好きだということを悔しくも思い知らされました。人生で一番シャッター切りました。すべて奪われたような気がしていたけど、やはり与えられ過ぎな私だったと思います。
キャパオーバーということでした。

こんなに書いてどうすんだろう。明日とか暇なので自分で読み返します。
休みで余裕ぶっこいてます。おミカン食べます。そして、来月はツーリストの写真入れ替えます。小さかった女で呑みながらたべながら見てください。小さかった女いつから営業なのかなー

良いお年をー。