コンテンツ

2016 / 03 /15

大学時代の友人の結婚式に呼んでもらった。

私はこんな感じで、友人も減ってしまったので、
呼んでもらえてすごくうれしかった。
大学の最後の方でしか仲良くなかったけど、今も付き合いがある
やはり特別な友人の一人だと私は思っている。
そんな彼女の晴れ姿をやはりアナログで残しておくべきかと思い、
ミノルタオートコードを持って撮影を試みる。
白無垢が本当によく似合っていて、本当にかわいらしい花嫁だった。

私は一緒に来た友人と控室で待っていた。
待ちながら、ファインダー越しになんとなく頭上の照明を見ると、
なんともかわいらしい花をモチーフとしたものだった。
かわいいな、と思っていると、一緒に来た友人もそう思っており、
二人でその照明を見つめる。

やっぱり一枚シャッター切るわ、と私が言うと、
12枚しか切れないのに勿体ないよと忠告を受けた。
それは確かにそうだ。
けれども衝動に負けて、最初の一枚はこの照明であった。

たった一枚のなかにも物語があることを私は身をもって知る。