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2015 / 08 / 20

土手をよく散歩する。
もしかしたら何かあるかも、と思って歩いて、
別に大したことは結局ないんだけど、
何もないわけじゃない。

人が経験できることは限られていて、
本とか映画とか読んでるとこんなことあるわけないと思うし、
実際そんなことほとんどないんだけど、
でも現実は小説より奇なりとか言うけど、
どんな現実でもちゃんと受け止めろよってことなのかもしれない。

自由になんでも選べるような時代に見えるけど、
それは違くて自分にできることなんて本当に限られていて、
しかもその中で何をするかということを最終的に決めなければいけない。
高校の時、自分にとってのターニングポイントについて
作文を書かされたけれど、私はどんな瞬間も選択を迫られているから、
いつだってターニングポイントだ、みたいなへそ曲がりなこと書きました。

たった一度の経験だとしても、経験には違いないから、
それをよく噛んで飲み込んで、次に繋げていくことが大切だなって。

だから土手歩くの好きだなって。
ドラマチックなことはないけれど、
川が流れていくところとか、雑草が生えているところとか、
道路が雨で濡れているところとか、子供が遊んでいる声とか、
そういうところから面白さを見つけていく面白さ?
みたいな。

よくわからないけどそんな感じです。

ぐらいむすはかわいいな。
grimesの頭の中、ぱかっと開けて覗いてるみたいなライブ。

高度経済成長が一通り終わった後の物に恵まれて生活水準が上がった幸せな私たち、
でも友達と一緒にいるのが面倒くさくて、学校帰りは真っ直ぐ帰って、
家で留守番しながら一人で家族の帰りを待っている自分を思い出す。

でもなんか、グライムスとか聞いてると、
まあみんなそんな子供時代だったのかな。とか思ったり。
違うか。

そんな私の展示は9月19日から23日のシルバーウィークです。

よろしくおねがいします。